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3/19(木)卒業証書授与式





 最高の卒業式日和の下、一人の欠席者もなく厳かに卒業証書授与式が行われました。新型コロナウイルスの影響で、体育館内は来賓・保護者・在校生(5年生)不在という形になりましたが、臨時休業のブランクを感じさせない卒業生の姿にたくましさを感じました。校長式辞は、次の通りです。「校庭の桜のつぼみが膨らみ、春の訪れを感じる今日の良き日。令和元年度西小学校第四十四回卒業証書授与式を挙行できますことを、大変嬉しく思います。しかし、新型コロナウイルスの影響でこのような形になってしまったことを心苦しく思っています。どうかお許しください。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。先ほど、一人一人に卒業証書を手渡しました。卒業証書を受け取る皆さんの姿は、希望に満ち溢れ、キラキラと輝き、とても立派でした。今、皆さんの胸には、六年間のさまざまな思い出が、駆け巡っていることと思います。また、中学校生活への夢が、大きく膨らんできていることでしょう。今年度の途中、平成から令和に元号が変わり、皆さんは小学校最高学年で新しい時代の幕開けを迎えることができました。そして、令和時代誕生を祝うかのように、ラグビーのワールドカップで日本代表は『ワンチーム』となって旋風を巻き起こしました。そんな中で、皆さんも西小学校の最高学年としてふさわしい活躍をしてきました。運動会での熱い選手宣誓や壮麗な組体操は、校庭を大きな感動で包み込みました。また、市の音楽発表会や学習発表会での天使の歌声は、まさに令和を英語に訳した『ビューティフル ハーモニー』そのものでした。『歌の西小』の伝統を確固たるものとした皆さんが、令和最初の卒業生となることに運命を感じます。皆さんが組体操の演技や合唱演奏で見せた一体感に、仲間同士そして指導する先生方との強い絆を感じました。それは先生方と6年生全員が、世代や性別、個性等を超えた『ワンチーム』となり、共通の目標に向かって一生懸命努力し続けた結果だと思います。本番で、やる側もみる側も感動する演技・演奏ができたこと以上に、そこに至るまでの過程・努力を大切にする皆さんは西小学校の誇りです。ここで学んできたことは、皆さんにとって一生の宝物となるでしょう。来月、皆さんは令和初の入学式で中学生となります。また、夏には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、日本国中が盛り上がることでしょう。皆さんは、誰もが無限の可能性をもっています。いろいろなことに積極的に挑戦してその可能性を広げていってください。そして、夢と希望に満ちあふれた令和新時代を、西小卒業生としての誇りを胸に、自らの手で切り拓いていってください。西小学校は、これからもずっと、皆さんを応援しています。がんばれ!卒業生!卒業生七十七名の皆さんの、今後の活躍をお祈りし、式辞といたします。」学級活動後に校庭で、卒業生の「別れのことば」に続き、教職員がサプライズで呼びかけを行いました。最後に皆で歌った校歌は、透き通った青空に吸い込まれていくようでした。例年とは全く違う形でしたが、一生の思い出に残る最高の卒業式になったのではないかと思っています。