令和2年度4月。登校日を前に。

 

この4月より、豊明市立中央小学校より赴任して参りました、校長の鈴木秀代と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 

4月6日(月)、入学式を行いました。天候にも恵まれ、桜の花が咲き乱れるよき日に、学校生活に期待と不安を抱いた92名の新1年生を迎えました。式の中では、「先生や友達と仲良く、元気に、勉強したり遊んだりして、楽しい学校生活を送りましょう」と話をしました。子どもたちは、とてもよい姿勢で話を聞いており、その姿勢に凛々しさと緊張が感じられました。その後、担任の先生が発表されると、先生たちの笑顔につられて子どもたちの顔がほころんでいく光景は、大変微笑ましいものでした。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、保護者の方にもマスクや手指消毒にご協力いただき、大変ありがとうございました。

 

また、翌日の7日(火)、臨時出校日として2~6年生の児童が登校しました。密集を避けるため、体育館での始業式は行わず、教室で、新しい担任から、真新しい教科書を受け取った後、翌日からの臨時休業中の過ごし方について話を聞きました。座席の間隔を空けたり、換気をしたりと、新型コロナウイルス感染症拡大防止に注意しつつも、各学級では、久しぶりの登校に子どもたちの笑顔があふれていました。たった1日ではありますが、新しいクラスメートと出会い、言葉を交わすことができたことは本当によかったと思います。

 

当初は4月19日(日)までの、臨時休業でしたが、愛知県独自の「緊急事態宣言」が発出され、5月6日(水)まで延長されました。学校再開を心待ちにしていた子どもたちにとっては、残念で仕方のないことだと思います。しかしながら、感染症の終息のためには、人と人との接触を避けることが何よりも重要であり、学校再開はなかなか難しいのが現状です。家で過ごしている子どもたちには、できるだけ規則正しい生活を送り、勉強だけでなく、読書や家の手伝いなど、今だからこそできることに取り組んでほしいと思います。